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零の音

瀬対ユウキによる【グローランサー シリーズ】中心非公式ファンblogです。

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IRONMAN小説【うちのAI執事が愛息子をかどわかすのだが…!お正月編。】

IRONMAN小説【うちのAI執事が愛息子をかどわかすのだが…!お正月編。】

ハワードパパと子トニー様と擬人化J。
今年も宜しくお願い申し上げます。

『追記を読む(↓)』からどうぞ。



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私の名前はハワード・スターク。君も御存知のとおりアメリカの軍事産業の未来を支える男だ。そんな私の年末年始は多忙を極めている。外部交渉。研究の安保化。そして年末年始の騒ぎに乗じて暗躍する敵の捕縛指示。自宅に帰る暇もない。プライベート用ジェットのシートに沈み込みながら私は疲労から眉間を指で揉んでいた。そんな私の元へ我が家のAI執事から定時連絡がくる。
AI執事からの定時連絡であるメールには必ず写真を1枚以上付けるように命令してある。我が家の宝。私の可愛い愛息子トニーの写真だ。私は弾む気持ちで携帯型パソコンを開いた。
『あけましておめでとうございます』と書かれたメール。日本の干支を模したらしい、もこもこの羊の着ぐるみを着た愛息子の可愛らしい写真付きだ。嗚呼、愛息子の為に今年も仕事を頑張れる!
ん?またAI執事からメールだ。『写真を間違えました』?届いた写真を見た瞬間に毒を吐く。AI執事め!愛息子の着ぐるみのチャックをいやらしく開けるんじゃない!『開けました』ではない!上手いこと言ったつもりか!おい!仕事はやめだ!私は自宅へ帰るぞ!



予定していた仕事を全て放り出し、急いで自宅に帰ると愛息子は大きな瞳をさらにまんまるにして私の帰宅を喜んでくれた。AI執事から小さな舌打ちが聞こえたような気がしたのは気の所為だ。きっと気の所為に違いない。

『良かったですね、トニー様。お仕事ばかりで家族を蔑ろにするハワード様がお正月に御帰宅なされて。』

「うん!」

嫌味としかとれないAI執事の言葉に嬉しそうに微笑み頷いた愛息子。心にグサグサグサと棘が刺さった。これは痛い。思わず胸を押さえて膝から崩れ落ちた。すまない、トニー…お前を蔑ろにしていた訳ではないのだ……嗚呼、年甲斐もなく私は泣きそうだ。床に這いつくばる私に愛息子はとたとたと駆け寄って来る。

「パパ。どうしたの?お胸いたいいたい?」

「いたいいたい。」

「じゃあ僕がいたいいたいなくなる魔法をかけてあげるね!」

嗚呼、私の愛息子はなんて優しくて可愛らしいのだ!胸の痛みもなくなりそうだ…何だ?何の音楽だ?曲がはじまると同時に屋敷のライトが愛息子だけに向き、虹色のホログラムが輝きだす。AI執事が素晴らしく速い動きで愛息子をてきぱきと着替えさせてゆく。ふりふりの紅色と金色のリボンをモチーフにしたおそらく特注品の衣装。日本アニメによくある魔女っ子か?

『トニー様!此処で“可愛い”のポーズです!』

「魔法のじかんだ!」

AI執事の言葉に右手を床に付けてちょこん!と可愛らしい決めポーズを決めた愛息子はふりふりのスカートに身を包みながら私の胸をさすさすと撫でてくる。

「パパのいたいの、いたいの、ちきゅうの果てまでとんでけ~!
パパ、治った?」

にっこり微笑む愛息子に私もにっこり微笑み頷いて、そっと思った。あと1時間くらい経ったらもう一度痛がる振りをしよう。嗚呼、そうだ。AI執事に録画準備をさせなければ!こんなに可愛い魔法を撮り逃してなるものか!



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