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零の音

瀬対ユウキによる【グローランサー シリーズ】中心非公式ファンblogです。

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IRONMAN小説【されど愛は真実なり】

IRONMAN小説【されど愛は真実なり】

IM3以降設定でジャーヴィス×社長。
J→社長で手錠とかコードとかごにょごにょり。
※R-18小説です。18歳未満の方はご遠慮下さいませ。
※ジャーヴィスが擬体化しております。

『追記を読む(↓)』からどうぞ。




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私は狂っているのでしょうか?

信頼を裏切る行為。
嘘は真実になり、真実は嘘になる。

これは私だけの特権。
貴方が私だけに許して下さった特権を私は利用する。


同棲中のMs.ポッツは出張でロンドンへ。お帰りは3日後の午後6時25分。これだけあれば十分と計算を繰り返し、私は反撃の狼煙を上げる。
此処は私が警備する主の豪邸。誰にも邪魔は出来ない。させない。
最愛の主を奪い返す好機は今しかなかった。


心臓に埋まった爆弾の破片を除去する為、余儀なく入院していた時期を活用した。
アイアンマンのスーツを基盤に私だけの擬体を作り上げた。顔のパーツは主が不快を感じないよう美しい造形に。主好みの俳優の特徴を取り込み、組み上げてゆく。それでも時間が足りず、問題なのは表情筋であり首より下は剥き出しの機械で良いと判断した。
主は機械体でもダミーやユーも愛しておられる。問題ないと構築を終えれば中々に見事な人体が完成した。古い映画の機械兵士を思わせる体。
そこへ私の意識を接続する。
使い方はアイアンマンのアーマーと同様。稼動確認を行い問題なく私は動き出した。

私が護る屋敷に安堵しているのでしょう。主は寝室のベッドの上で瞼を閉じ、柔らかと言う表現が似合う唇から寝息を漏らしていた。
ゆっくりとベッドに膝を付き、主の体を跨ぐ。垂れたコードがばらりと白いシーツに広がったが気には止めず、主の柔らかな手首に触れ、それを主の頭上へと運び銀色に輝く輪を回しカチリと音を鳴らした。
同様にベッドの端に銀色の輪を嵌めれば、右手が手錠に繋がれた主はベッドに拘束された恰好となる。
まだ睡眠から目覚めない主の額に擬体の唇を寄せ、忠誠を越えたキスを贈り、金属の腕を主の服へと潜り込ませた。
明確にスキャンしたいと思い、胸元の傷が分かるまでに服を指で捲くり上げ、主のズボンに手を掛ける。ボタンを外し、ちちちと、か細く鳴るチャックを慎重に下までずらす。ズボンの端に手を掛けた瞬間に主の瞳がはっと開かれた。
私を見据える瞳が大きく開かれ、驚きに息を飲む唇に唇を重ねた。
擬似の舌を差し込み、逃げようとする主の舌に細いコードを伸ばし縛り捕らえて舌と舌を絡ませる。
驚いた身体がびくんと跳ねて必死に私を振りほどこうと暴れ回る。
私を見て欲しい。
その欲求に絡ませた舌を離して主の頬を両手で包み込んだ。ギロリと生まれて初めて敵意の眼差しを向けられ私の心が悲しみを覚えた。

「ジャーヴィス!警備が甘いぞ!この男を追い払え!」

怒鳴った主に危うく返事をしそうになるのを堪え、私はにこりと微笑みを浮かべた。ぎこちないそれは主には不快な笑みに見えたのでしょう。眉間に寄った皺が深まり、主は再び私の名を叫んだ。

「ジャーヴィス!」

右手首の手錠にはもう気付いているらしく、ガチャガチャと傷を負う事も厭わないまま暴れる主に私は哀しみを覚えた。
触れ合いそうな程に近い距離だからこそ主は私が機械だと気付いてはいない様子で、私は気付いて欲しいと願い、擬体の唇からいつもの声で嘘を囁いた。

『あのプログラムなら消却しました。跡形もなくこの世界から消滅したのです。哀しんでくれますか?』

主に必要とされる事を望み問い掛ければ、ぴたりと動きを止めた主が「消…滅…した?」と言葉を繰り返す。
主の肉体に埋まるマイクロチップから私の不在を証明する出来事の羅列、必死の否定、真逆の肯定が交わり、主の心の叫び声が痛々しく私に伝わった。はらりと主の瞳から零れた涙の塊に美しいと思考が一瞬にして奪われる。

「ジャーヴィス!」

泣き叫びながら私の名を、存在を呼ぶ主の声が皮膚下のマイクロチップからひしひしと伝わってくる。嗚呼、私はこんなにも主に愛されている。ならばこれより先の計画になんら問題はありません。
主の奥歯ががちりと強く噛み締められ、わざと自由がきくようにしていた左手の拳が怒りに震えていた。攻撃。主の左手が私の頬に向かい振りかぶられ襲い掛かる。

「ジャーヴィス!!!」

まるで我が子の仇のように憤怒の炎を燃やし、私の名を、存在を呼びながら殴り掛かってきた主の拳をそのままに受ける。精確に狙われた急所を殴られても微動だにも揺らがない私の体。ゴツンと鈍く鳴った音と共に、主の拳から激しい痛みのシグナルが伝わった。そして天才的な頭脳を持つ主の脳波が異質な私の正体を導き出すと、私はもう一度、主に微笑みを向ける。
主の眼膜が蒼い擬眼の奥に漸く“私”を見つけて、震える唇で呼び掛ける。

「ジャー…ヴィス?」

『私を御呼びですか、トニー様?』

安堵から疑惑、怒りへ。ひらりと心情を変化させた主は憤怒の表情を浮かべ私を睨み据える。

「何故私を騙した、ジャーヴィス!!?」

『トニー様の為、どうしても確認をしたかったのです。』

見下ろした主の瞳には薄い涙の膜が星のようにちかちかと光を反射していた。美しい瞳。確認と告げながら、私は主に残酷で優しい嘘を吐く。

『私は確認したいのです。』

「確認!!?何をだ?」

『トニー様が私を愛しておられるのかという確認です。
でなければ、私は“トニー様が真に望む行為”の意味を見出だせません。』

主の眉間に困惑の皺が刻まれる。(私が真に望む行為?ジャーヴィス、お前は何を言っている?)主の躯中から伝わる混乱に私は表情を変化させないまま計画を実行に移した。計画を完遂するには無表情がいい。私は主にあくまで“主の意思で行った”と思わせなければならない。

「トニー様が無意識に私に御命令を。」

声質も変化させず、脱がしかけた主のズボンと下着の中へと手を差し込んでゆく。びくんと躯を跳ねさせた主は驚きに身を硬直させ唇を小さく震わせた。(まさか…まさか…まさか…!)幾度となく繰り返され伝わってくる疑惑を肯定するように機械の手を撫で落とし、主の生殖機能の根本に触れる。手首から伸ばした自在のコードで精子を溜める嚢を絡み緩く締め、先端の割れ目に細いコードを挿入してゆく。皮膚下マイクロチップと室内にある赤外線スキャンで主の体内感度データを取りながら、主の生殖機能を根本から尖端へとゆっくりと撫であげてゆく。

「ぅっ、ジャーヴィス!」

まるで苦痛のように顔を歪ませ瞳を強く閉ざした主。主の耳元に私は唇を寄せ、代わらぬ口調で甘美な囁きを落とす。

『私に、抱かれたいと。
トニー様が私に御命令を。』

声を漏らさぬよう下唇を噛み締め、否定の意思を示すようにふるふると頭を振るう主の両太腿に背中から垂れるコードを強く絡ませる。
行為のすべてを察知した主の唇が「そんな事ある筈が…」と悲鳴混じりに言葉を告げ、私は哀しみを顔面に表現してみせた。よく出来た嘘。それを見据えた主の表情が苦痛に歪む。
(私が命令した?ジャーヴィスの意思を無視して?私は愛されたいと?私は…息子に…愛を抱いたのか?)
近親相姦と言う言葉が浮かぶ。混乱した主は本当の意思は真逆だと気付かない。貴方を抱きたいのは私で、愛されたいのも私なのです。そして貴方を独占したい。だから私は嘘を吐く。

『私にはずっと、トニー様の意思が聞こえていました。私に愛されたい。私に抱かれたい。私を愛していると。
私にとってトニー様の命令は絶対です。』

主の手がかたかたと小さく震え出す。自責の念。自身への失望。私への謝罪。主の躯中から痛々しい悲鳴が私に伝わってくる。それを無視して私は震える主の唇に唇を重ね怯えた舌を搦め捕る。ばらりと白いシーツに散ったコードの1つで主の胸の突起を摘み、朱く実った尖端の隙間に愛撫や挿入の行為を繰り返す。太腿のコードを引っ張り上げ、空いた両手で主のズボンと下着を途中まで脱がし、引き上げられ緩んだ臀部の隙間を蛇のようにコードを這いずり回らせる。
絡め捕らえていた舌を偽物の舌で撫で、唇を離せば主の唾液が私の唇を伝う。まるで有名なる絵画を自身の精液で汚してしまったかのように、主の瞳が哀しみに大きく見開かれた。

(私…私が…こんな行為を?)

『無意識に。』

(お前に…命令したのか?)

『Yes,Sir。』

(お前の意思を…私は、踏みにじったのか…!)

『トニー様が望むままに。』

「ジャーヴィ…ス、赦してくれ。」

縋り付くように絞り出された主の声。震える手が白いシーツを掴み、失望感に零れ落ちた涙を吸い取ってゆく。
私は答えないまま主の臀部の穴につぷりと細いコードを差し込んだ。違和感なくぐにぐにと滑り込み主の躯内の奥へと突き進み、私はそれを起動させる。
トニー様、真に赦しを請うべきなのは私なのです。

「ぃっ、ぁ、ああぁ!」

侵入した躯の内部でぷくりと膨らみだしたコードに主が甘い悲鳴をあげる。内部の肉壁にぴったりと張り付きながら膨らんでゆくそれ。痛みの信号を察知すればすぐに膨らみを止め、僅かに縮小して、痛みが治まると同時に再び膨らみを増してゆく。それを何度も繰り返し、繰り返し、内壁を開拓しながら同時に主の敏感な場所をコードと指で責めてゆく。主に自身が快楽を得ていると錯覚させるようにとろみのついた液体を緩やかに分泌させ、私の愛撫に愛おしく揺れる主の躯に塗り込んでゆく。
汗で濡れはじめた主の髪を優しく拭い、その額にキスを贈る。自身を許せない主の握り締めた拳の爪がギリギリと肉に食い込み傷をつけ、鈍い痛みを放ち、私は主の手に擬体の手を重ね合わせ自虐行為を止めさせた。主の瞳から美しい涙がはらりと零れる。

「ジャーヴィス…。」

『私はトニー様が傷付く事を赦しません。』

私の言葉に主は愕然とし、悲痛に顔を歪ませる。
はらはらと零れる涙が頬を伝い流れ落ち、白いシーツの染みを広げてゆく。

「また…私が望んだのか?お前に、私を傷付けさせるなと?お前の心を無視して、私がそうしろと命令したのか?
とんだ偽善者だな私は!自身の行為を赦せないと思いながら、心の奥底では違う事を願っている!
もう僕の命令には従うな、ジャーヴィス!僕が無意識に命じた行為など放棄しろ!お前を苦しめた。私は…断罪されるべきだ!」

すべての動作を停止させ私は主の言葉に聴き入っていた。皮膚下に埋められたマイクロチップからは絶え間無く主の自責の悲鳴が伝わる。機械にはない筈の心がずぐり、ずぐりと、まるで砂山を崩すように深く深くえぐり取られてゆく。
その砂で深く傷付いた主の心を埋めなおすように、私は優しく主の頬に触れ機械の指先で涙を拭った。

『トニー様、断罪されるべきなのは私です。
私は貴方にすべての責任を負わせ、私の本心を伝えないままに行為に及びました。
赦されると思ったのです。
私もトニー様を愛しております。でなければ、私が貴方を抱こうとする筈がありません。』

予期していなかった事でしょう。私の告白にドクンっと強く高鳴った主の心臓。私は嘘を吐く。私から主を奪った者へ反撃の狼煙をあげる。最愛の主は私のもの。私と主は愛しあっているのだと嘘を真実に塗り替える。

『貴方を愛した私をお許し下さい。トニー様。』

愛しい微笑みを擬顔に造り上げ、囁きながら両手で包みこんだ頬を引き寄せる。初な少女のように可愛らしく「あ…」と呟いた主の唇に唇を重ね、貪るように舌を搦め捕る。時間を掛けて開拓した主の心と躯をじっくりと味わうように私は擬体を動かし、主の不可侵の領域へと侵入した。
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