FC2ブログ

零の音

瀬対ユウキによる【グローランサー シリーズ】中心非公式ファンblogです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

IRONMAN小説【いつまで経っても一方通行。-前編-】

IRONMAN小説【いつまで経っても一方通行。-前編-】

まさかのゲイリー×社長小説です。(笑)
※R-18(性的)表現、無理矢理表現があります。ご注意下さい!
※また18歳未満の方は閲覧をご遠慮下さいませ。

『追記を読む(↓)』からどうぞ。



------------------


「有難う。助かった。」

有名人特有の輝くオーラを放ちながら、にっこりと微笑み、ぎゅうと強く握られた右手にゲイリーの思考はすっ飛んでいた。
否、彼の思考は最初から1つの事で埋め尽くされていた。
彼の目の前で笑顔をみせるあの超有名人のトニー・スターク。
大ファンの存在、そしてそんな彼に「ゲイリー、私には君が必要だ。」と言われゲイリーは思考の興奮を抑え切れなかった。

ハッキングによる調べ物を終え、ゲイリーの車から出ようと握手した右手を緩めたトニーだったが、強く握られたゲイリーの右手が離れない。
スターから離れたがらない困ったファンはいるものだと、慣れた事のように眉間に皺を刻み込みトニーはゲイリーを見詰め(手を離してくれ。)と訴える。
ゲイリーは同じように眉間に皺を刻み、情けないくらいに眉を下げれば、トニーの手を強く握り絞めたままトニーに歩み寄った。

「トニー。嗚呼、分かるよ、トニー。
俺も離れたくない。」

何が分かると言うのだろうか。
見当違いな発言をするゲイリーにトニーは彼の表情を読み取り、(嗚呼、これはまずい。)と内心舌打ちをした。
ゲイリーの瞳に明らかな欲が浮かんでいる。
最初に「それ以上近付くな。」と警告した筈だったが、まだ諦めると言う心境には至らなかったらしい。
パーティーやイベント会場でならハッピーがこんな勘違いファンを絶対に近寄らせないようにしてくれていたのだが…と、そこまで思考してトニーは思い出した現状に軽い眩暈を覚えた。
テロリストの未完成な爆弾、それも軽んじられてはならない筈の人間の爆弾で、見るに酷い大怪我を負ったハッピーの姿がフラッシュバックのように脳裏に浮かぶ。
じゅくりと軋むような胸の痛みに呼吸を締め付けられ、トニーの瞳が僅かに潤みを増した。

「嗚呼…トニー!」

感極まったと言わんばかりのゲイリーの声が耳に届き、思考が現実から離れていた事に気付いたトニーは(まずい!)と車から急いで出ようとするが、握られたままの右手をゲイリーに力強く引っ張られ体勢を崩してしまう。
ガタンッと大きな音を鳴らし、引き寄せられるまま車内の床に倒れ、腰と背中を強く打ち付けたトニーの上にゲイリーは素早く覆いかぶさった。

「おいっ!」

背中を打ち付けた痛みに表情を歪めながらトニーはゲイリーを睨みつけるが、ゲイリーは「しぃ!しぃ!しぃー!」と人差し指を己の唇にあててトニーを黙らせる。
死亡記事が出ている以上、誰かに正体がバレてはマズイと「静かに」と最初に言ったのはトニーの方だ。
それを覚えていたのだからまだ冷静な判断が出来るようだと安堵したトニーだったが、するりと股間に擦りつけられた硬いモノの感触に体中から一気に血の気がひいた。
そんなトニーとは逆に鼻息荒く興奮しているゲイリーは唇にあてていた人差し指を離し、蕩けるような眼差しでトニーの頬をゆるりと撫でた。

「嗚呼…分かる。分かるよ。
離れたくないんだ。分かるよ。
俺もだ。トニー。」

ぐぐぐっと股間に押し付けてくる硬いモノに嫌悪の表情で「今すぐ離れろ。」とゲイリーの肩を掴んで突き放そうとするが、ゲイリーは壊れた機械人形のように「トニー。嗚呼、嘘みたいだ。」と繰り返しトニーの頬をゆるゆると撫でてゆく。

「嗚呼、トニーだ。トニー!」

ゲイリーの手が首筋を撫で、鎖骨をなぞれば本格的に身の危機を感じたトニーは身を捩りゲイリーを突き放そうと足を動かす。が、何故か右足が動かない。
ぎょっとして視線を右足に向ければ転んだ時に引っ掛かったのだろう、車内にあったコードが右足首を搦め捕っていた。
必死に右足を引っ張るがその途端にゲイリーの唇がトニーの耳たぶに触れ、欲情し熱くなった息を内部に吹き掛ける。

「トニー!嗚呼、俺もだ。したい!
トニーとだ。信じられないよ、トニー!」

皮肉にも絡まった右足を引っ張り動かした事でゲイリーのモノに身を擦り寄せてしまったのだと気付き、トニーは愕然とするが、トニーに求められたと勘違いしたゲイリーの欲は止まらない。
トニーの股間にさらに硬くなったモノを擦り寄せて、トニーの服の下から手を差し込み胸をまさぐってゆく。

「違う!やめろ!離れろ!」

同性に性目的で触れられる嫌悪感から必死に抵抗するトニーにゲイリーは興奮を煽らせる演技だとでも思い込んだのか、執拗にトニーの胸を撫で回し、こつりとあたった胸の突起を親指の腹でぐりぐりと押し弄んでくる。
同性の胸を撫で回して何が愉しいんだとトニーは次第に重みを増してくるゲイリーの頭を強引に引きはがした。

「話を聞け!ゲイリー!
ゲイリー。いいか?
私は、テロリストを倒しに行かなければならないんだ!
分かるか?マンダリンを、倒さなければならない。
一刻も、はやくだ!」

子供に教えるように分かりやすく言葉を区切り、批難を篭めた声でトニーはゲイリーに抗議をする。
ゲイリーははっとしたような表情で塞がらない口を手で隠し、「そうだ。そうだな。嗚呼、そうだった…。」と呟きながら自身の行いを後悔したようだった。
するりと服から抜かれた手に(やっと冷静に戻ったか。)と一安心したトニーはほっと肩の力を抜いてさらに言葉を続けようとした。

「それに、確かに私は色男だしプレイボーイだが、同性には興味はな…」

直訳するに「同性であるゲイリーに興味はないし、触られるのは不快だ。」と言おうとしたトニーだったが、ゲイリーの次の行動に思わず言葉を失ってしまう。
見上げる視線の先でゲイリーがカチャカチャと金具を外しズボンをずり降ろしたのだ。
ズボンだけならまだ良かったとトニーは軽く意識を飛ばしそうになった。
ズボンとパンツを脱ぎ降ろし、硬くぴんと張り詰めた男の象徴を下腹部から主張するゲイリーはトニーに向かって純粋たっぷりににこりと微笑む。

「時間がない。名残惜しいけど急がないと。」

どうやらゲイリーという男はトニーが絡むと解釈が歪むらしい。
「誰が急いで情事を済ませようなどと言った!!?」と叫ぼうとしたトニーの唇にたった今脱いだばかりのゲイリーのパンツが捩込まれ、トニーはくぐもった悲鳴を上げる。
当然トニーには男のパンツをしゃぶる趣味なんかない。

「声が外に漏れるとマズイから。
嗚呼…でも、いいよ!
トニーが俺のパンツを、最高だ!」

「こっちは最悪だ!」とトニーは塞がれた唇から声を張り上げるが、吐き出したいのに吐き出せない気持ち悪さから鳴咽が込み上げ自然と瞳に涙が滲む。

「嗚呼っ、トニー!」

トニーの潤んだ瞳を欲情からだと判断したのか、歓喜の声を上げたゲイリーはパンツを押さえ込む手をそのままに、左手でトニーのズボンの端に指を掛けた。
息苦しさに呼吸の荒いトニーがそれを食い止めようと両手でゲイリーの左手を掴んで鋭い眼差しで(やめろ!)と訴えるが、ゲイリーは嬉しそうにうんうんと頷くとトニーのズボンを膝まで一気にずり下げてみせた。
呆れる程に意思が全く伝わっていない。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理人にだけ読んでもらう

HOME

カウンター

プロフィール

瀬対ユウキ

Author:瀬対ユウキ

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム

リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。