FC2ブログ

零の音

瀬対ユウキによる【グローランサー シリーズ】中心非公式ファンblogです。

お題小説2【儚い望み】

お題小説2【儚い望み】

ブリュンティール生存捏造物語。
ブリュンティール視点のブリュンティール+クレヴァニールです。


『追記を読む(↓)』からどうぞ。






-----------------


【儚い望み】



…傷み…痛み…悼み…。


何処まで続くのだろうか?


この《いたみ》の戦いは……。





「兄さん?」

俺を現実に引き戻す呼び声。
視線を向ければ幼い頃と変わらない紅い髪が揺れ動く。
俺を心配する表情もあの頃のまま…。

「どうかしたのか?」

心配そうに聞いてくるクレヴァニールに「いや、何でもない…。」と告げればそれが気に食わなかったのかむっとした表情。

本当に、あの頃のままだ…。

ふっと漏らした微笑みに「何だよ…。」とふて腐れたような言葉遣い。
子供扱いされのけ者にされる事を嫌い、ずっと俺の後ろをついて歩いていた弟。

出来れば、こんな《いたみ》の戦いになど巻き込まず、平穏に暮らしていて欲しかったのだがな…。

それも今となっては儚い望み…か。

「言っておくけど…」

「ん?」

突然に掛けられた声にクレヴァニールの瞳を見つめれば恥ずかしそうに避けられた視線。

「今更一人で背負い込むとか禁止だからな。
俺が兄さんと一緒に戦うって決めたんだから…。」

クレヴァニール…。

ちらりと向けられた琥珀色の瞳は視線が合った瞬間に反らされた。

だが、想いは伝わる。

「用はそれだけ!」

そう告げさっさと立ち去ろうとするクレヴァニール。

いつの間にこれ程までに成長したのだろうな…。

……今のお前なら……

「クレヴァニール。」

「うん?」

呼び掛けた声に紅い髪は揺れ動く。

「全てが終わったら、また一緒に暮らさないか?
あの頃のように…。」

「……当たり前だろ。」

そう告げて歩き出したクレヴァニール。
その背中越しに「兄弟なんだから。」と小さく伝えられた言葉。

微かにもなりえない儚い望みだと思っていた…。

だが、叶えられるのなら、俺は剣を振るおう。

大切なお前を護る為に……。






End



※後書き※
ブリュンティール生存捏造物語です。
元歌の《儚い望みの中で輝く》をイメージしてみました。
相変わらずこの兄弟が好きな管理人ですvv(笑)
それでは、まだまだ未熟者の小説ですが最後まで読んで頂き 有難うございました!!!
この小説をお気に召して頂けました方は『拍手』の方からお願い致します。

スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

管理人にだけ読んでもらう

HOME

カウンター

プロフィール

瀬対ユウキ

Author:瀬対ユウキ

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム

リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード

QRコード